こんにちは。小田原市橘地域にあります、真壁畳店です。
本日は、本床(藁床)新畳作業をしました。
畳は、お部屋に敷いてしまうと表面の状態しか見えません。
当店では、新畳はカットサンプルを使用して、畳表を張る前の状態をお見せしております。
また、表替え、裏返しでは、丈、凹みの修理の写真をタブレットでお見せしております。
本床(藁床)新畳作業の表を張るまでについて、ご説明い致します。
・仕上がり寸法になるように、機械で切断します。
・直角の印をします。
・畳を裏返して、仕上がりの厚みを考えて、包丁で表の接する幅側を3㎜~5㎜程削ぎ取ります。
・コーナー1.5㎜(補強材)を手縫いで、薄いところは藁を足しながら縫います。
・縫った糸を表の厚みを引いた、仕上がりの厚みになるように、足で締め込みます。
・防虫シートをタッカーで止めます。
・畳表を機械で仕上がりの厚みになるように縫います。
畳は、昔から角が大事と言われております。コーナーは、仕上がりもピッシリしまして、年数が経過しても角が崩れず、浮き上がり防止等の機能があります。
数年前に1.5㎜のコーナーは、生産終了になりました。
畳屋さんの考え方にもよりますが、使用する畳屋は西湘エリアでも数える程しか居ないです。
使用する畳屋さんが少くなったのと、建材床が増えたのが、生産終了の原因のひとつとだと思います。
表を張るまで、コーナーを付ける畳は、1時間と付けない畳は30分と時間と手間か倍違います。
防虫シートを付けるには、現在の住宅では気密性が高くなったので、虫を寄せつけない為に付けております。
コーナーの他にも当店で使用している、手縫い用糸、機械糸等生産終了になってしまってます(T_T)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。