こんにちは。小田原市畳地域にあります、真壁畳店です。
飛行機が駄目ですが、勉強に7月12日(木)~14日(土)に、昨年に続き、肥後物産(株)様からご案内いただきまして、熊本県八代市にい草の刈り取り研修に、い草生産者様で超有名な「橋口英明」様にお伺いしました(^o^)
橋口様は、い製品品評会 農林水産大臣賞を4度受章されております。
刈り取り研修工程です。
1日目
・ハーベスタでい草を刈り取り、手積みで、い草専用コンテナに積み込みます。
2日目
・夜中、3時30分頃から、前日と同じ作業で、ハーベスタに乗りい草を刈り取り、手積みで、い草専用コンテナに積み込みます。
・い草専用コンテナに積み込んだい草をシャワーで洗浄します。
・い草を泥染めします。
・い草を乾燥させる為、乾燥釜へい草専用コンテナを7台並べます。
・乾燥が終わったい草を、い草に多く付いた染土を専用機械で落とし、手作業でい草専用
袋の黒い袋に入れます。
・袋に入れたい草を二階の倉庫に手作業で積み上げます。
・乾燥釜の掃除をします。
・杭抜き、網外しをします。
(次の釜入れの為の作業です。)
研修日までで、丁度5割程の刈り取りとい草の保管が終わりました。
後、7割の刈り取りとお聞きしました。
梅雨明けの暑い中、八代の生産者様は、夜中から夜までい草の刈り取りと田植えで1日で2日分の労働力です(*_*)
生産者様の奥様は、い草の刈り取りと家事の両立でビックリする程です。
1反から、350枚~400枚の畳表になります。
橋口様の特上品、ひのさらさ畳表は350枚~400枚のうちの厳選したい草で20枚前後になります。
学科でも勉強してきましたが、い草の生産者様によって、手間のかけ方でい草から畳表になるまで、全然違います。
い草の産地に刈り取り研修に行く事で、畳表の見極め力が養われます。
橋口様のい草への情熱、繊細さ、手間のかけ方を身をもって感じました。
自分も畳職人として、畳替えも同じ事が言えると感じます。
畳職人として、橋口様の畳表を使用して、手間をかけてしっかりした畳が製作したいです。
今年の刈り取り研修の日程では、母校の茨城県畳職業訓練校偉大な先輩3名の方と後輩1名が一緒でビックリしました(@_@)
肥後物産(株)様、橋口様、ご一緒でした他県の畳屋、大変お世話になりました。
今後とも宜しくお願い致します。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。