こんにちは。小田原市の橘地域にあります、真壁畳店です。
13日~15日まで、畳表の産地、熊本県八代市に研修に行って来ました。
13日(木)は、前日入りしました。
(内容は、ブログに書いてあります。)
14日(金)は、同世代の生産者様、上本様にお伺いしました。
また、上本様に参加された畳店様は、以前の研修やセミナーでお会いした方達でした。
冗談を言い合える、楽しい研修でした。
最初に、上本様が12月に植え付けしたい草を拝見しました。
現在は、20㎝程です。
7月の刈り取り時期には、155㎝程になるように生育を調整します。
本来、い草を植え付け場所はひび割れするぐらいの状態で根が張っています。
今年は、雨が降り気温が高く、根の張り具合を心配してました。
お伺いした数件の生産者様は、天候を考えながら調整されてまして、根の張り具合も大丈夫でした。
根が張らないとしっかりしたい草が育ちません。
上本様は、い草作りに普段皆様が食べられている納豆、ヨーグルト等を発酵させた菌体資材(えひめAI)を使用されて、安心安全な取り組みをされてました。
近所のいちご生産者様やとまと生産者様も菌体資材を使用されているそうです。
製織体験では、上質な畳表にする為に折れたい草を取り除き、い草の先と根整えカットします。
サンプルでは、水分なし(仕上がりがガサガサな表になります。)通常の水分(滑らかで綺麗な表になります。)多めの水分(表の色合いが悪くなります。)と分かりやすい違いを皆様で製織体験しました。
沢山の質問も出ました。
トップクラスの生産者様では、上質な畳表にする為に処分も多く畳表になるのは6割、畳小物2割、生姜の肥料やや廃棄2割です。(畳小物に使用しない生産者様は、4割廃棄です。)
今回は、前日入りしまして、生産者様の江嶋様、吉田一哉様、橋口様とお話させていただきました。
お客様に生産者様のご説明と畳表の知識が増やす事が出来ました(^^)
研修にお伺いして、生産者様のい草作り製織を拝見して、あらためて情熱や拘りを再確認しました。
大半の生産者様は、い草作りと製織を行います。い草作りが良くても製織上手に仕上がらないと、畳表のレベルが下がります。
逆でも同じです。
自分がお伺いした事のある生産者様は、妥協は一切されず複数の職業を掛け持ちしてると感じました。
(お伺いしたい生産者様もいます。)
研修に何度もお伺いしても、発見や疑問の解決があり、終わりはありません。
肥後物産(株)様、生産者様、研修に参加された畳店様、お世話になりました。
今後とも宜しくお願い致します。
他の内容は、別の機会にブログに書きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。